第19話 帯の魅力
言わずもがな ではありますが
帯なしに 着物を着ることはできません。
着物が主役で 帯は脇役…でもない。
二枚看板 ですかね。
昔から 着物一枚に 帯3本 と言われているように
一枚の着物も 合わせる帯しだいで 印象が変わるんですねえ。
私は 背が低くて ずんぐりしているので
割と 着物と同系色でコーディネートすることが多いです。
でも 反対色で合わせるのが お似合いの方も多いですよね。
あこがれます。
薄い色の着物に 黒い帯を締めてみたこともあるのですが
どーしても へちゃむくれの極妻…ってかんじになっちゃう。
すらーっとした 着物雑誌のモデルさんの写真
うらやましいですう。
なんてことを言っていてもしかたないわけで
鏡とにらめっこしながら
自分にいちばん似合う コーディネートを探す旅…
楽しいですね。
しっかし いい帯は たっかい…。はあー。
それに 格の高いばりーっとした帯は 高いけれど
お出ましいただく機会は 少ない。
それでも いざっという時 晴れの場では
やはり存在感のある いい帯 締めたい。
でも何回使うのかな…?
娘は いらないって言うし…。(今にひきずりこむわ)
でもだから どうせお金を使うなら
しょちゅう締められる 利用頻度の高い帯を買う…
という手もある。
あーん だけど結局あれもこれもほしいのよ。
…ってなことに ずぶずぶと おぼれてゆくのが
着物の怖さであり 醍醐味でしょうか(笑)
リサイクル派〔今はともかくねえ)のわたくしとしては
帯には 寸法の問題が少ないから
普段着用の 名古屋帯などは 骨董市で掘り出し
いつか どーーーーんっと ばりーーーーーっと
川島織物とか 龍村美術織物とか
すんごいオーラのある帯
買える日が 来たらなあーーーーー。はあ。
実は今度 4月13日水曜日
豊洲にある 川島織物さんのショールームで
コンサートをさせていただくことになったのです。
川島織物ーーーーっ?
もう 最初に聞いたときは おめめがきらんっ!
でありました。
まあ そのショールームは 着物や帯ではなく
カーテンやジュータンなどのショールームなのでありますが
なんか お近づきになれただけで うふっと うれしいわたくしです。
実はね
一本だけ 持っているんだな。
もちろんリサイクル なのですが(すすすいません)…。
だってえ 今の私には とてもとても 誂えなんて…。
このコンサートが 定着して お客様が集まりすぎるくらいになっちゃって
なんか 木村真紀 売れてきちゃった??
ってな日がきちゃって
晴れて 川島織物のすんごい帯 誂えちゃったりする日を夢みて
がんばりますとも 木村真紀!
木村 真紀 (2011年3月1日)
【木村真紀流】 おきもの解説
もともとは袋帯を簡略化したもので 正装には向かないカジュアルな帯だが
袋帯より締めやすく 素材や柄によっては 多少改まった場所にも締められる便利な帯。
表地と裏地の2枚の記事を縫い合わせて袋状に仕立てた フォーマルな帯。
織り帯が一般的。
posted: 2011.03.01